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経営コンサルの倒産・廃業242件、過去最多ペース|AI時代に企業と個人が持つべき分散の視点

AI時代に戦略資料を確認する経営コンサルタントのイメージ

経営コンサルティング業界で、倒産や廃業が過去最多ペースで増えています。

「AIでコンサルの仕事がなくなるの?」と不安になるニュースですよね。でも、数字の中身を見ると、AIだけが原因ではありません。

私がこのニュースから改めて感じたのは、今ある仕事や会社が、将来も同じ形で続くとは限らないということです。

AI時代に戦略資料を確認する経営コンサルタントのイメージ
AI時代は、情報をまとめる力より、独自の専門性と課題解決力が問われる(AI生成画像)
  • 242件は本当に「上半期の過去最多」なの?
  • AIがコンサル会社を倒産させたの?
  • 企業と個人は、何を備えればいいの?
りゅう

仕事がすぐに消えると決めつける必要はありません。大切なのは、AIに置き換えられる作業と、人にしか出せない価値を分けて考えることです。

この記事では、242件の正確な意味と、AI時代に企業・個人が持ちたい分散の視点を整理します👇

  • 2026年1〜5月に起きたこと
  • AIだけではない、事業退出の背景
  • AI活用企業を見る4つの確認項目
  • 給料一本への依存を減らす考え方
目次

📊 242件は「2026年1〜5月」の倒産・廃業

帝国データバンクが2026年6月5日に公表した調査によると、2026年1〜5月に発生した経営コンサルティング業の倒産・休廃業・解散は合計242件でした。

ここで注意したいのは、「上半期の確定値」ではなく、1〜5月の数字だということです。また、「年間で過去最多になった」のではなく、前年同期の218件を上回る過去最多ペースで推移している、という発表です。

項目2026年1〜5月見方
倒産74件前年同期は69件
休廃業・解散168件前年同期は149件
合計242件前年同期の218件を上回る
年間見通し600件超の可能性現時点では予測

帝国データバンクの「倒産」は負債1,000万円以上の法的整理が対象です。「休廃業・解散」は倒産とは別の概念なので、242件すべてを「倒産」と表現するのも正確ではありません。

🧠 原因はAIだけではない

AIの影響は無視できません。基礎的な情報収集、分析、資料作成といった汎用的な作業は、生成AIで早く安く行えるようになっています。

でも、同調査は「生成AIによる業務代替」を直接の倒産理由とするケースはまだ確認できていないとしています。

  • 補助金の申請代行など、制度に依存した事業モデル
  • 審査厳格化、参入増、需要の一巡による受注環境の悪化
  • 特定の案件や顧客への高い依存
  • 優秀な人材の人件費が重いコスト構造
  • AIで代替しやすい汎用作業から脱却できないこと

つまり、単純な「AIに仕事を奪われた」という話ではありません。もともと弱かった収益構造に、需要の変化とAIの進化が重なったと見るべきです。

りゅう

AIは“原因の全部”ではなく、差別化できない事業への圧力を強める存在だと私は見ています。

📈 投資家は「AIを使った」の先を見る

企業のプレスリリースに「AI導入」と書いてあるだけで、利益が伸びるわけではありません。

投資家が見たいのは、AIを活用した結果、売上と利益の構造が本当に良くなったかです。

見る項目確認すること注意点
売上の成長AIを使った新サービスや受注が増えたか一時的な話題性だけではないか
利益率人時、外注費、開発費を吸収して利益が残るかAI利用料や先行投資で利益が減る場合もある
独自性専門データ、顧客基盤、現場ノウハウを持つか他社も同じAIを使える
顧客依存特定顧客や単発案件に偏っていないか一案件の中止で業績が急変しやすい

私は「AI関連」というラベルより、AIで生まれた効率が、継続的な利益に変わっているかを確認します。

👨‍💻 仕事は消えるより、中身が変わる可能性が高い

AIの話は、すぐに「仕事がなくなる」と極端に語られがちです。

国際労働機関(ILO)の2025年調査では、世界の雇用の約25%が生成AIの影響を受ける可能性がある一方、最も起こりやすいのは仕事全体の代替より仕事の変化だとしています。

AIに任せやすい仕事
情報収集、初稿作成、定型的な集計、汎用資料の作成

人の価値が残りやすい仕事
課題の設定、意思決定、現場調整、信頼関係の構築、結果への責任

だから、AIを遠ざけるよりも、自分の仕事を「AIに任せる作業」と「自分が伸ばす専門性」に分ける方が現実的な備えになります。

💰 給料一本は「収入の集中投資」

この話は、コンサル会社だけの問題ではありません。

会社からの給料だけに生活を依存するのは、投資にたとえると「一つの企業に自分の収入を集中投資している状態」です。

会社の給料一本への依存から本業・副業・投資へ収入源を分散する図解
給料一本の状態から、本業・副業・投資の3つの柱を育てる(AI生成図解)
収入の柱今からできること注意点
本業AIを使い、専門性と生産性を高める学びを止めると市場価値が落ちやすい
副業小さい案件や発信から試す勤務先のルールと税務を確認する
投資余裕資金で長期・積立・分散を続ける短期で安定収入になるとは限らない

ここで大切なのは、いきなり会社を辞めたり、無理に投資額を増やしたりすることではありません。

  • 自分の仕事でAIに任せられる作業を1つ見つける
  • 浮いた時間で専門性を深める
  • 家計を整え、生活防衛資金を確保する
  • 無理のない金額で積立投資を始める
りゅう

資産の分散だけでなく、収入源も分散する。小さく始めて、時間をかけて3本の柱を育てることが、AI時代の現実的なリスク管理だと私は考えています。

✅ まとめ:AI時代は「資産」と「収入」を分散する

経営コンサル業界の242件は、2026年1〜5月に発生した倒産・休廃業・解散の合計であり、年間最多が確定したという話ではありません。

  • AIは倒産の直接原因と確認されていないが、差別化できない事業への圧力を強めている
  • 企業は、AI導入の話題性より売上・利益率・独自性で見る
  • 個人は、本業の専門性・副業・長期投資を小さく育てる

「今の仕事が危ないから焦る」のではなく、変化する前提で備えを分けておく。それが、ニュースに振り回されず、自分で将来のリスクを管理するということです。

ニュースに振り回されず、自分で資産形成を判断する軸を増やしたい方は、ほかの記事も確認してみてください。

※本記事は情報提供を目的としており、特定の企業や金融商品の売買を推奨するものではありません。投資には価格変動や元本割れを含むリスクがあり、利益を保証するものではありません。最終的な投資判断は最新情報を確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。

主な参照資料

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